日本企業の株主優待制度とは?
株主優待とは、株式会社が株主に対して、様々なサービスを行うものです。
「我が社の株を保有してくれて、ありがとうございます」という感謝の気持ちを込めて、商品券や割引券、図書カードなどを株主に贈ります。
現在、株主優待を行っている日本の企業は、1000社ほどだと言われています。
日本では株主優待は一般的なことですが、海外ではあまり見受けられない制度だそうです。
では、なぜ日本の企業は株主優待制度を行っているのでしょうか。
それは、自社の製品などを広く国民に知ってもらうためや、個人株主を増やして企業買収を阻止するなどの理由があります。
ただ、企業側にもこういったメリットはあるものの、基本的には好意として行っている場合が多いです。
ちなみに、株主優待を企業が行わなければならないという法律的な決まりはありません。
そのため、企業の業績が悪くなってしまった場合などには、株主に対するサービスである株主優待を行わなくなることもあるでしょう。